学習を始めるにあたって・主な画材・持ち物の例 |
※原則として油彩ご希望の方は油彩、水彩ご希望の方は水彩でOKです。初回の方は、制作に慣れるまでのしばらくの間は、鉛筆デッサン等の基礎から始める場合もあります。この点は相談、面接の上決定いたします。制作に慣れてきたら個別の課題、画材に移行するのも、最初から描きたい画材で通すのも、特定の画材にある程度習熟したら次の画材へと移行するのも結構です。自分の絵の発展の具合によって決めましょう。
※持参していただく画材は下記のとおりです。大抵どの画材店でも売っています。
※モチーフを持参していただく場合、なるべく落としても壊れないもの(最初は静物が良いと思います)や、写真や雑誌の切り抜き等、自分の描きたいものでも構いません。教室備品の一部(チーフ、木製パネル、カルトン、イーゼル、画用紙(※有償)など)をご利用いただけますので、画材の扱いに慣れ、制作が具体的に進展するまで、全てを購入される必要はありません。モチーフ(花、果物のように消耗するもの)、画用紙やアクリル画のキャンバスなどの出費は必要となりますが、なるべくご負担が軽くなるよう配慮いたします。
■制作のための道具は大切です。しっかりした物を使って下さい。 |
鉛筆デッサン |
●鉛筆(2H、H、HB、2B、4B)を最低各2本ずつ。例としてSTAEDTLER MARSか、 国産の三菱UNIクラス以 上を推奨。
●カッターナイフ(鉛筆を削るため) ●練りゴム、プラスチック製消しゴム(両方)
●耐水サンドペーパー(2~300番。鉛筆の芯を整えるため。)
●木綿の布(鉛筆の調子を整える)
●長さや大きさを測るためのDESCALE(アクリル製)あるいは、 計り棒(ステンレス製の細い棒)など。
全部で¥2,000円程の予算で揃います。
(※デッサンは絵画の基本。油彩、水彩、アクリルを描く方も、最低限学習することをお勧めします。作品の持ち運びや保存、制作にカルトン、パネルも使用します。制作用途のみなら教室の備え付けのものをお使いください)
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油彩 |
●専門家用油絵の具(Artist oil colors)と表示されたものを使用。国産かヨーロッパ製。メーカー製の箱セッ トも可ですが、Hue(ヒュー;本来の顔料の色味を安価な顔料で調合模倣した色)をしばしば含んだり、必要と思われる色が揃ってなかったりします。店頭でバラ売りを購入されることをできればお勧めします。(リストはこちらで指示いたします)
推奨;シルバーホワイト
●豚毛の油彩用筆2~3本より
●調合油(ペインティングオイル)
●揮発性油(ターペンタイン)
●ペインティングナイフ
●筆洗油と容器
●布(筆、パレット等の清掃に)
●キャンバス(初心者の方は、中目がお勧めです)
全部で¥6~7,000円くらいから。
(※作品に耐久性を求めず、とにかく廉価で枚数をこなすのなら国産習作用の廉価なセット4~5,000円で揃います。中国、韓国製の大きなサイズの絵具も経済的であり、選択の一つです。児童の場合、習作用をお勧めします。専門家用絵具には重金属などの毒性がある顔料が含まれるためです。) |
水彩画 |
●専門家用透明水彩
(Artist Watercolors)と表示されたものを使用。できればセットではなく、バラ買いをお勧めします。(こちらで指示いたします)国産かヨーロッパ製。
●専門家用不透明水彩(グァッシュ Artist Gouache)
●水彩用筆、日本画用筆2~3本(柔らかく腰があり水の含みが良い物。豚等の剛毛は避けた方が無難)
●布(ティッシュペーパー不可)
●スケッチブック(表紙が厚手で堅く、中の紙は荒さが中くらいのもの)大きさはF6くらい。
一冊1,000円以内からあり。水彩専用の紙を推奨。(発色と耐久性)
(※透明水彩絵具、不透明水彩ともに、一般的なチューブタイプ…たっぷり塗れる、ケーキカラーと呼ばれる丸皿の固形…省スペースで発色は幾分マイルド、透明水彩絵具固有のものにキャラメル状のハーフパン…発色が良い、があります。) |
テンペラ |
●顔料(こちらで指示いたします。12色程で可)
●日本画用面相筆、ナイロン筆、
セーブル・コリンスキー筆等(使い易いもので構いません。水彩、アクリルとほぼ共通)
●空き瓶
●卵(新鮮で濃度の高い物)
●油彩用ペインティングオイル
(入門者用。ダンマル樹脂、テレピン油ベース、リンシード油のもの)
●支持体(板、キャンバスなど。製作方法)はこちらで指示します。石膏、白亜地の板を使用するのが一般的で すが、アクリルジェッソとシナベニヤ(9mm厚以上。ホームセンターで入手、カンバス規定サイズに裁断可能。)
があればすぐにも制作は可能です。油彩との混合技法もご相談下さい。
※テンペラ技法は油彩に比べ、手間はかかりますが、意外に経費はかかりません。媒材も水を使うため、描画そのもののの準備は油彩より簡便もあります。支持体の準備に若干の注意が必要です。 |